第9話 ぬるリンψ

しばらくエフィアの離れに滞在することになった一行。
ぬるリンψも計測中の出来事に巻き込まれ、YUKI達と共にQ-lioの世界へやってきた。
もっぱらYUKIの計測や研究のサポートが主な仕事で、変なしゃべり方をしているが一体...
KENZOにとっては、このロボットの正体がいまいち理解できずにいた。
朝から何やら騒がしい声が聞こえてくる。


KENZOがベッドから起きると同時にぬるリンψにキックを食らわす。
ぬるリンψは避けることも出来ず、部屋の隅まで転がっていく。
「やめろKENZO」とロボットの警告音が響くが、KENZOはまたベッドに潜って寝てしまう。
「起きろKENZO」とぬるリンψが促すが、またもやKENZOが「おりゃあ」とキックを食らわす。
すると突然、ぬるリンψが「テキセイシュツリョク量子ドットレーザー」と宣言し、KENZOのおしり辺りにレーザーを照射した。
「あっちあっち」と叫びながらKENZOが飛び起きる。
どうやらこのロボット、ただのサポート機器ではないようだ。


怒ったKENZOがタオルをぬるリンψに掛けてしまう。
ぬるリンψは視界もレーザー照射部分もふさがれ、右往左往している。
「みえない!みえない!」とパニック状態になるロボット。
そこへYUKIがやってきて、状況を見て苦笑いする。
「ぬるリン、KENZO、朝ごはん出来てるみたいよ」と声をかける。
「エフィアがパンケーキを作ってくれたから、早くおいで」
タオルの下からもぞもぞと這い出してくるぬるリンψの姿に、YUKIも思わず笑ってしまった。

knowledge of マメ

最先端AI技術と光・エネルギー技術の知識
ペロブスカイト太陽光発電:
• 次世代太陽電池の有力候補。シリコン太陽電池より軽量で柔軟性がある
• 発電効率は25%を超える実例も報告されており、今後の向上が期待されている
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量子ドットレーザー:
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