第14話 牛乳販売と信頼



前回の出来事で、この世界では助け合いや信頼が何より大切だということがわかった。
お金よりも、人との関係性が重視される。それがこの世界のルールだ。
とりあえず、どうすればいいかわからず、KENZOはいつものように街に牛乳を売りに行くことにした。
今回は街のことも調べるため、エフィアとYUKIも同行することになった。
ドゥーンの街へ向かう道中、三人は今後のことを話し合った。
「まずは町の人たちとの信頼関係を築くことから始めよう」YUKIが提案した。
少しずつだが、牛乳の売れ行きも良くなってきている。継続することが大事だ。


ドゥーンの街の広場でいつものように牛乳を売っていると、エフィアが驚いた様子で声を上げた。
魔法学園で会ったことがあるリンネだ。
二人は再会を喜び、近況を報告し合った。
リンネは料理の腕を磨きつつ、時には冒険者たちと共に大物の獣を討伐する手伝いもしているという。
「危険だし怖いけど、町のために頑張っているの」リンネは誇らしげに語った。


リンネとの会話の中で、KENZOははっと気づいた。
余っていた牛乳とはいえ、こうして町に売りに来て評判も少し出てきた。
しかし、自分たちが旅に出た後、高齢のロッジ夫妻がこの町まで売りに来るのは難しい。
YUKIも考え込んだ。「ドゥーンの街の近くにも牧場はあるはず。クバヨランの村からこの町まで運ぶには手間がかかりすぎる」
牛乳の流通の仕組みはどうなっているのだろうか?
距離、コスト、鮮度...様々な問題がある。


リンネの提案を聞いて、一行はネコノテ商会という組織の存在を知った。
様々な商品の流通を扱う、この街では最大規模の商会だという。
「ネコノテ商会なら、牧場からの定期的な仕入れルートも持っているかもしれないわ」リンネが説明した。
YUKIも同意した。「サプライチェーン...つまり供給網を構築するには、専門家の力が必要ね」
エフィアも笑顔を見せた。「リンネちゃん、ありがとう。助かったわ」
町に最近やってきて、突然来なくなっては、迷惑をかけることもある。
一つづつ解決策を見出していくことが大事かもしれない。

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安定供給と信頼性 - Supply Chain & Reliability

安定供給の重要性:
• お仕事において「継続的に商品やサービスを提供できること」は信頼の基礎
• 一度だけ良い商品を提供するより、安定して提供し続けることが価値を生む
• 顧客は「いつでも手に入る」という安心感を求める

信頼性の構築要素:
• 品質の一貫性(Quality Consistency):いつも同じ品質を保つ
• 納期の厳守(Delivery Reliability):約束した日時に届ける
• コミュニケーション(Communication):問題が起きたらすぐに知らせる

リンネの食堂のチーズの評判も出てきている。安定供給は信頼の証、長期的な関係を築くことが大切だ!

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